産後の抜け毛の原因と対策と予防法
みなさん こんにちは!!
小島です^o^
『出産』
それは人生の喜びの一つだと思います。
大変な育児があるとわかっていても、自分の子供が生まれるのは嬉しいものです。
しかしながら、出産をすると抜け毛が増えるってご存知ですか??
美容室にご来店してくださるお客様からも出産後は
『今までにない抜け毛の量』
『髪が細くなった気がする』
『お風呂に入ると排水溝に髪がいっぱい溜まっている』
様々なお悩みの意見をお聞きします。
産後の抜け毛の原因と対策と予防について今日はお話しさせていただきます。
『産後脱毛症(分娩脱毛症)』
産後の抜け毛・薄毛のことを言います。
原因は『ホルモンバランス』の変化にあります。
女性は女性ホルモンを持っていて(男性は微量持っています)
『エストロゲン』『プロゲステロン』の2種類が分泌されています。
『エストロゲン』って??
ステロイドホルモンの1種で、一般にエストロジェン、卵胞ホルモン、女性ホルモンとも呼ばれます。
エストロゲンの語源は、ギリシャ語の“estrus(発情)”と、接尾語の“-gen(生じる)”から成り立っており、エストロゲンの分泌がピークになると発情すると言われたことに由来します。
「プロゲステロン」とは??
これも、 ステロイドホルモンの一種。
一般に黄体ホルモン、プロゲストーゲンの働きをもっている物質として代表的で、
思春期・成人女性では、卵巣の黄体から分泌されるが、妊娠時には、妊娠中期以降になると、胎盤からも分泌されます。
この2つの分泌のバランスが悪くなったり、分泌量が少なくなってしまうと 身体にとってよくないんです。
今や常識とも言えるほどになってまして、
妊娠・出産にかかわらず女性であるかぎりこの2つのホルモンとは切っても切れない縁があるといっても過言ではありません。
妊娠すると、女性ホルモンの分泌がとても活発になります。
それはお腹の中にいる赤ちゃんが元気に成長出来るように、 子宮の状態を整えるためだと言われています。
女性ホルモンの分泌が活発ですと母胎の状態も安定し、きちんと赤ちゃんを産むことが出来ます。
出産後は女性ホルモンの分泌が大きく減少 赤ちゃんを出産するとそれまで過剰とも言えるくらいに分泌されていた女性ホルモンの分泌が大きく減少します。
赤ちゃんを産んだことで不要な分の女性ホルモンの分泌がストップすることと、 育児のために男性を受け付けないようにするためと言われています。
女性の身体の仕組みはこうなっているんですね。
「それと抜け毛になんの関係があるの?」
妊娠中はエストロゲンの分泌が増えるので、ヘアサイクルにより本来であれば抜けるはずの髪の毛が、生えたままになります。
しかし、出産後はエストロゲンの量が減るので、今まで抜けなかった毛が抜けるようになるのです。
要は、女性ホルモンがたくさん分泌されていることで抜け毛が少なくなっていた状態から、 女性ホルモンが減少することでそれまで女性ホルモンの力で抜けていなかった毛が一気に抜けてしまう事態になってしまうというわけです。
それ以外にも原因と言われるものはあります。
「育児のストレス」
育児以外でも、ストレスが強くかかっていると抜け毛の原因になってしまいます。
ストレスによることで自律神経がうまく働かなくなってしまい
倦怠感や、頭痛といったような様々な症状を引き起こす原因になってしまいます。
さらに髪の毛が抜ける。。
そのことが原因で、慣れない育児などでさらにストレスを感じてしまう可能性もあります。
ママ自身も様々なことに敏感な時期でもありますので、
抜け毛を加速させてしまう可能性がないとは言えませんね。
育児によって一番ママがストレスを溜めてしまう原因
「睡眠不足」
授乳は1~2時間おき、子供が夜に泣いてしまう。。
まとまった睡眠が取れない時期です。 睡眠不足はホルモンバランスの乱れの原因になります。
眠れないことでストレスがたまってしまうと、 髪の毛が抜けやすい、まさに産後脱毛症になりやすい環境だと言えます。
急激なダイエットも抜け毛の原因に
「子供を産んで太っちゃったから痩せなきゃ!」
と思ってしまいますが、 ダイエットは髪の毛にはよくありません。
髪に必要な栄養がいかなくなってしまう可能性があるからです。
産後は子供を産むという大仕事をした母体の体力を回復させる、かつ赤ちゃんにあげるための母乳を体内で作るために栄養が使われます。
そんな時にダイエットをしてしまうと必要な栄養素が足りなくなり、体力回復や母乳にすべて栄養が使われてしまいます。
よって抜け毛が増えるということになりかねません。
産後の抜けがを防ぐ対策法 として1番の対策法は、、
「抜け毛はあるものだから気にしない」
これに尽きます。
ホルモンバランスの関係で多くの女性が産後数カ月後にはちょっと抜け毛が増えてしまうものです。
他の人も抜けてるんだからまあ仕方ないかと考えるようにするのがベスト。
正常であれば抜け毛の量は落ち着きます。
頭皮に優しく育毛効果のあるシャンプーを使用する
シャンプーを変えてみるのもありです。
頭皮に刺激を与えない優しいものにすることで頭皮環境を整えやすく、抜け毛の改善にも繋がります。
「シャンプーすると抜け毛が怖いから…」
逆に頭皮環境を悪化させるのでNG!
出来るだけ毎日頭を洗い、きちんと清潔な頭皮を保ちましょう。
産後脱毛症は自然に収まるものですし、抜け毛もシャンプーが原因ではなくすでに抜けているものなので気にする必要はありません。
使用するシャンプーはアミノ酸系シャンプーがオススメです。
産後の抜け毛が増える絶対に避けたいことリスト
カラーリングは頭皮を痛める!
育児中はなかなかオシャレが出来ないけど、美容院に行ってカラーリングくらいはしたい!!
そんなママも多いと思います。
しかしそのカラーリング、時期によっては自分の頭皮や髪の毛だけでなく、育てている赤ちゃんにも影響が出る可能性があるんです。
カラーをする際は、かならずカラー剤(薬剤)を使います。
さらに、明るめのカラーでしたらブリーチを一度いれるときもあります。
カラーリングは髪の毛に対してするものですが、薬剤はどうしても頭皮にもついてしまいます。
もちろん薬剤は頭皮に対していいものではありません。
産後はホルモンバランスが乱れやすく、肌が敏感になっている時期です。
その時期にカラーリングをすると、まず頭皮がかぶれる可能性が。
産後に今まで使っていた化粧品で肌がかぶれてしまうことも珍しくありません。
それは頭皮も同様。
これまでカラーリングが大丈夫でも出産後ダメになる、ということもあります。
髪の毛が薄くなっている場合、かぶれがひどくなり腫れてしまうケースも。
それだけ出産後の頭皮は敏感になっているんです。
栄養不足は髪の毛にも悪影響!
子供が生まれると、どうしても意識は子供に行きがちとなり、自分自身のことがおろそかになってしまうもの。
子供にご飯はあげても自分はご飯を食べなかったり、食べても簡単なもので済ませてしまうママも多いのではないでしょうか?
それは産後の抜け毛には絶対にNG!
なぜなら、栄養不足になってしまうと髪の毛に行く栄養が少なくなってしまうからです。
栄養はまずは生命維持のために使われます。
髪の毛は優先順位としてはかなり下の方なので、摂取している栄養が少ないと髪の毛までその栄養が回らず、今生えている髪の毛が細くなるだけでなく、生えてくる髪も細くなったり、生えてくる量が少なくなる可能性も十分にあるます。
ステロイドは使用は避けましょう
仮に使うなら手袋を 塗り薬などで処方されることがある「ステロイド」。
自身が使うことはなくても、子供がアトピーで処方してもらった、という経験があるママもいるのではないでしょうか。
お医者さんから処方された時「強い薬なのであまり使わないように」と言われたことはありますか?
長期間摂取し続けるとわたしたちの健康に害を及ぼす可能性があります。
ステロイドが体内に入ることで抜け毛の原因となる可能性があるからです。
脳がホルモン生産量の調整機能を混乱させてしまい、ホルモン系の機能に異常が起きるんです。
様々な機能に波及し、その1つの症状として薄毛が発生します。
基本は気にしないことが一番!
産後の抜け毛は多くのママが通る道です。
「出産後に自分の抜け毛が気になる」という女性が半数以上いたことから、かなりのママが産後の抜け毛に対して気になっていることがわかります。
でもこれは自然に元に戻るもの。
多くの先輩ママが「最初は抜け毛がすごくてびっくりしたけど、気にしないでいいよとアドバイスをもらったから気にせずにいたら、本当に自然に戻っていた」と語っています。
抜け毛のケアがストレスにならない程度に、いろいろ工夫する事は大事です。
帽子スタイルやショートカットを楽しむなど、抜け毛が多いからこそ出来る工夫などその時期を楽しむのが一番の薬になるのではないでしょうか。
抜け毛が多いことを気にするな、といっても気にしてしまう人は多いでしょう。
しかし多くの母親が通る道です。
育毛剤などでケアをしつつ、ヘアアクセサリなどを上手に使って乗り越える工夫をしたり、逆に楽しめるような時期にしたいものですね。
素敵なヘアーライフを^o^
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